街が眠りにつく午前零時過ぎに 二人声を潜め あてもなく歩いてたあの日の事 君の手を握ると 指が少し震えた 誰も知らないまま 打ち上がって消えた 恋の記憶 ああ まるで 君はおとぎ話の主人公みたいに まばゆい光まとって 「どうして」言葉を投げかけても 夢の中 どうして 願う事を辞めたのに あの日の夢ばかり見るよ 時が過ぎるほどに 薄れ消えてくなんて 誰もがそう言うけれど 今はわからないよ 長い痛み 夜に手を伸ばすと君に届く気がした けれども 指の隙間ひやり撫でる風が 突きつけてく ねえ まるで何もなかったような 微笑みをあげるよ あの日のように笑って 「どうして」言葉が溢れるたび 涙まで溢れて 同じ夢を見てたのに 今は姿見えない ふと浮かんだんだ 温もりと声が 耳でこだまするから さっと目の前に優しい横顔 外の景色と溶けるあの夜 ああ まるで 君はおとぎ話の主人公みたいに まばゆい光まとって 「どうして」言葉を投げかけても 夢の中 どうして 願う事を辞めたのに あの日の夢ばかり見るよ