古い金時計と似合わない黒い傘が 寂しく佇む君を飾ってた 雨が降る世界で傘も差さずに 見上げていたって何もないだろう 初めてのことばかりで戸惑うけど 螢の跡を追っかけてごらん 落ちた花弁でさえ僕らを 待ってるから 時を動かして 君の一秒の中で僕は生きているの 僕の一秒の中で君は生きているか? やっと動き出した古い金時計が 刻む時間はとてもきれいでさ 焦らないでね たとえどれだけかかってもいい でも 傘を差すのだけは忘れないでね 恥ずかしいことばかりかもしれない けど 選んだ道が未来へ続いてた 溶けた言葉の中を歩き続けて 時が動き出す 君の一秒の中で今日も生きているよ 僕に一秒があれば君を笑わせるよ やがて日常の中で僕ら笑いあって 君に一秒もあれば僕を救えるから