歌詞
天気予報は 今日も外れた 湿った風が 錆びたペダルを漕いだ 雨に打たれて 風邪をひいた僕が そっとつぶやく 夏のはじまり 坂を登りきると見えた水平線 捨てた景色も思い出も知らずに この日差しと湿った風が 僕と君との距離感だった 遠く離れてはいたけれど あの空が僕らを呼んでいた 天気予報は今日も外れた 折り畳み傘は出番なくカバンの中 やけに重たい風の中を歩いて 水たまりはもう消えようとしていた 距離感は変わらず 今日も平行線 蒼い雲は震えた ゆっくり流れる空のように 僕らの時間も過ぎてゆく がむしゃらに走り続けても 思い出すのはいつもそうだろう 暑い爽やかな夜ひとつ流れ星 何度も何度も叫んだ 寂しげな空に余裕はなくて 押したら少し溢れだした この優しい気持ちを胸に 何度でも君に逢いに行こう 雨が空とひとつになって 僕と君との距離を埋めた 夏草が騒ぐこの季節に やわらかい風に包まれた 天気予報は当たっていた あの水平線を思い出すように 天気予報は当たっていた 外れる未来そう遠くないだろう
8曲 | 2022
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