はじまりは あなたのこえ なにかになりたくて もがいたひび めもみみも うばわれて ただ そばにいたかった かさなる ひかりとかげ ゆめをみることも おそれてた ひもつきも つきすぎて ぼくは なにをのこせるの のこしたいんだ みんな いきたあかしを おもってたんだ しんだあとのことを わすれたくないんだ わすれちゃいけないんだ なくしたくないけど なくなってしまうんだ いま せかいが おわる あなたのこえが ひびく ひとりきりのよるに ぼくはまだ いきている はじまりは あなたのため ないたひびを よりそうきみに むねもこころも うばわれて ただ ゆるされたかった かんじがらめのよのなかで かきたいことも かけないまま ことばを うしなって ぼくは なにをえがけるの わからないのは きみのこと わすれたいのは ぼくのこと わかりたいのは このせかい でも わすれられないことがある わすれたくないんだ わすれちゃいけないんだ なくしたくないけど なくなってしまうんだ いま せかいが おわる それでもきみを おもう しずかにおちる あめが ぼくをまだ いかしてる おわるせかいで きみのなまえをよんでる おわるせかいで ぼくはまだ――
