沈む街に見惚れてた 空っぽなひかり 等しく染まる君に 風は吹いている 濁りきった価値観に 花を添えて 世界にただひとりきり 風は止んでいる 全部全部嫌になって 夜は眠れずに春を描くの この傷は僕にこそ相応しい 幾つも感度さえも消えていった 分からないことだけ 分かっていることを 割れてしまったアイロニー 辿る意味に大人びた 身勝手な二人 等しく染まる君に 風は吹いている 愛しくてまた 壊してしまうからずっと 暴いてみせて 全部全部嫌になって いつかズレた 場所に立ってしまっても 正論の花束は踏みつけて 理屈も感動さえも置いてった 分からないことだけ 分かっていることを 枯れてしまった藍色に 僕の仕組みと終わらない寂しさが 生きることなら 寂しさがまだ袖を掴んで 全部全部嫌になって 夜は眠れずに春を描くの この傷は僕にこそ相応しい 幾つも感度さえも消えていった 分からないことだけ 分かっていることを 割れてしまったアイロニー