窓に差した月明かりが 白い頬を染めて この狭い部屋に ぽつんと明かりを灯して 夜の帳に咲いた月を眺めてる 君を見ていた 静かな夜に 空いていた隙間を埋めるように ひとつふたつ 言葉をそっと奏で合うたびに その輪郭に沿って少し手が触れた そんな気がした 風に靡く柔らかな髪がくすぐった 僕の知らない僕を 言葉よりも透明な美しさで 胸を焦がして 思い出より鮮やかな 潤んだ夜が視えるんだ 並んで見上げた夜空を 白く泳ぐように ひとつふたつ 吐息がそっと浮かんでは消えた いつか大人になって思い出すのなら きっと優しい声で 見逃さないように生きていたいんだ 君も知らない君を 繋いだ手の冷たさも 確かな温もりに思えた 幾度目の明日がきても 瞳は君を探すんだ 名前を呼ぶよ ひとりだけじゃ知らないままだった ふたりでいることが大切に思えるよ 言葉よりも透明な美しさで 胸を溶かして ふたりこのまま寄り添いやがて 季節も未来も忘れて 繋いだ手の冷たさも 嬉しくて溢した涙も この心に揺らいでいる 確かに今、僕には視える 綺麗な夜が視えるんだ となりにいるよ ずっと
