合わせ鏡の様な 深い窓の先で ずる賢く揺らめく影に 些細な事で崩れ 張り詰めた夜が弾ける 部屋にはまだ君がいる? 何を感じればいい? 引き攣る様 笑い合えば 撓む鼓動 遅すぎた逢瀬に 痛みを甘くするの 君の為という言い訳を囁き合って わからない言葉に 混り合う心が溶ける よろけたフェンス 綱渡り 何もない振りして 交わす海にも壊れそうな彩度 見ない様に 充てがわれる事情にただ 悶えるしかない あの部屋で 薄れていく夜の影が 照らすネオンの天象を跨いで 過ぎたなら 逸らした瞳と瞳 浮かべて 星座になった