ハルジオンを君に

歌詞

擦り寄せた肩から感じる温もりと 春に似た笑顔が幸せそのもので 当たり前のように未来を夢見ては 今が続くのだと信じていたんだ 若葉が空を舞い 蜩が蔓延り 紅葉が道を覆い 凩が立ち篭み 当たり前のように季節は繰り返し 共に歩くのだと 無邪気に信じていたのに 隙間風が傷を撫でる 蓋をしても溢れ出す 過去に変えた思い出は どれも掛け替えの無いもので やっぱり忘れるには眩し過ぎてさ もう一度逢いたくなるし、駄目だね 花言葉通り想い続けて 秋が裏返る頃にまた手を合わせよう 『さよなら』が一番嫌いな言葉だと 『またね』で少しでも 前向きに終わろうと 言い遺した君の雨に似た笑顔が ここにいない事の 何よりの証明なんだ 旋風(つむじかぜ)が傷を撫でる 目を閉じても零れ出す 疾うに枯れたはずの涙で 洗い流せないものか さっぱり忘れるには鋭すぎてさ 心から笑えないし、痛いな 花言葉にまで縋り続けて 君を思い返すだけ やっぱり忘れるには眩し過ぎてさ もう一度逢いたくなるし、駄目だね 花言葉通り想い続けて 秋が裏返る頃にまた手を合わせよう 擦り寄せた肩から感じる温もりと 春に似た笑顔はもう昔の話 当たり前のように季節は訪れて 帰り道を歩く 追想しながら