謝りたいことがいくつもあってさ やりきれない心を雨と呼んだ つれなく水溜まりが広がっていた アスファルトの舗道に目を落とした ありふれた日々も 手に触れた季節も 磨かれた石のようで 書ききれない程の多くのことが うら悲しい色のろうそくを点すよ 街は冷たい傘を咲かせながら 雨粒を次の今日へ 謝りたいことがいくつもあってさ やりきれない心を雨と呼んだ 続く道の後ろに広がっていた 果てなき水溜まりを過去と呼んだ ありふれた日々を 手に触れた季節を 明かされた意味を噛み締めて 今までの罪を 傷付けた軌跡を 今日へ 留めて 書ききれない程 多くのことが うら悲しい色のろうそくを点すよ 街は冷たい傘を咲かせながら 雨粒の海を越え まだ言えないことは抱えたまま 幸せに暮らしていることを願うよ いつか語らえる日が来ればいいな その時はそっと杯を交わして 流れゆく月日の偉大さを想って あの頃のことを笑えたら 泣けるな