夏の光がもう飛び出す僕らの上へ 走り疲れても 蹴飛ばすボール追う少年 わからないことばっかだったはずの 僕らが当たり前を覚えても 忘れない頭の片隅に散らつく 心の情景 あのプールの色 夕立と虹 濡れたまま 帰る通学路 クールな風に吹かれながら いつか日が暮れるまで遊んだ仲間も いつもの場所も変わっていく 無邪気な日々よ黄昏草は舞って 街の光がもう 煌めく僕らの上へ 落ち着かなくてもう言葉少なめな 少年 あの夕日の色 浴衣の写真 照れながら 歩く並木を そよぐ風に吹かれながら だけど胸を焦がした過ぎ去りし 日々は帰らぬことをわかっている 無邪気な日々よ黄昏草は舞って ふと懐かしくなる思い出の中では 優しい君が笑っている 無邪気な日々よ黄昏草は舞って あの夕日の色 揺らした手に触れたまま 歩く並木を そよぐ風に満たされながら