今頃君もどこか遠くで 同じ夜空を見上げてるかな 子供心に美しさの 意味を知った日を思い出して 昨日の雪があざとく残る街の どこにも君はいない 平気な振りを続けるものの 傷は大きく開いたままだ 無くしてから気付いた わけじゃなくて いつも大切だとわかってたのに 手放した幸せが恋しくなって 袖を擦り合わせた、ありふれた夜 今頃君もどこか遠くで 同じ夜空を見上げてるかな 無邪気に二人、滑り落ちていく星の 行方を眺めたように 願いが叶うには手数が要るが あれから星の群れは見えないまま 君も幻になって薄れていく 痛みだけが残る、散々な夜 いつかの雪があざとく残る街の どこにも君はいない 平気な振りは続けられない 傷は大きく開いたままだ 忘れてしまう前に星に願いを これしか手が無くて情けないけど 君といる幸せを叶えるために 魔法のような夜をもう一度だけ 碧く揺らぐ夜を 七色めく夜を 星流るる夜を