傘の下で寄り添って 次の乗り物を目指す 少しでも手を繋いで 順番を待っている 観覧車で向かい合って 思い出の花を咲かす 不意に会話が途切れて 視線が揺れた矢先 窓を滑る雫の向こうに微かな橙の色 綺麗だ、と零したものの 本当は痛みが増すばかりだ 潤んだ世界に西陽が滲んで 君の顔もぼやけていく 気丈に振る舞う割には 二人して声が震えてさ 明日にはもう離れ離れだけど またいつか逢えた日には 今日の事を笑い話に出来たらいいな 帰り道も寄り添って 終の改札を目指す 少しでも手を繋いで 温もりを確かめた 星に願う程度で止められたら どれだけいいことか またね、と口にするけど 本当は笑うのも苦しくて 潤んだ世界に西陽が滲んで 君の顔もぼやけていく 気丈に振る舞う割には 二人して声が震えてさ 明日にはもう離れ離れだけど またいつか逢えた日には 今日の事を笑い話に出来たらいいな