茨木城跡の 石垣に 生駒の風が 運んでく 誰も知らない この場所で 夜明け前まで 見つめてた 私の影より 遠くまで 伸びる物語 手探りに 立命館前の バス通り 終バスを見送る ベンチから 誰かの未来が 始まって また誰かの夢 終わってく 元茨木川緑地 水のなかった 川底に 植えられた花が 咲いてて 新しい道に なってる 変わることだけが 確かなの それとも変わらぬ 何かある 上空を過ぎる 飛行機 光の点々 なぞって どこまで行けるか 試してる 今夜の私の 地図たち 見上げた空より 深いもの 足元に眠る 気がして このまま朝まで 探してた 誰も気づかない 宝物
