箕面の滝道 奥まで 夏の終わりを 探しては もみじの葉先 数えては まだ見ぬ秋を 待ってたの 昼の喧騒 消えた後 違う物語 始まってく 如意谷公園 誰もいないね グラウンドに 月が描いた サークルは 新しい夢の 設計図 牧落の街を 抜けてく 石畳残す 坂道は 外国映画の ワンシーン そのまま切り取り 置いたみたい 山の洋館 窓の灯り 秘密を抱えて 消えてった 渓流の音に 紛れ込む 遠くで鳴ってる 汽笛さえ この街が持つ メロディの 大切なパート 奏でてる 北大阪の 端っこで 山が抱いた この街は 昼と夜とで 表情を 七色に染め 変えてゆく
