大仙公園の 古墳群 百舌鳥の夜に 消えてゆく 遠い記憶と 寄り添って 草のざわめき 聞こえては 誰かの足跡 追いかける 時を越えては 立ち止まる 堺旧港の 岸壁で 刃物の光る 工場街 職人たちの 息遣いが 今宵も確かに 届いてる 堺東駅 地下道の 誰もいなくなる その頃に 迷い込んでく パッセージ 地上の世界と 違う色 まだ見ぬ私が 待ってそう このまま歩いて 出会いたい 街灯が描く 影たちは 昼間と違う 言葉持ち 耳をすませば 聞こえてく 鍛冶屋の音が 残してく 刃物が放つ 一筋の 輝きのように 確かめる 今を生きてる この場所で 私も磨かれ 輝ける
